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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

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スーダンは、北アフリカに位置するアフリカ大陸最大の面積をもつ国です。

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母子保健事業 活動報告

2010年4月-8月の活動報告 ~セレモニーを終え本格始動~
■ハサバッラ村診療所の助産師による妊婦健診の現状把握伝統的産婆との関係構築
s3.jpgs1.jpg    診療所助産師の健診方法・訪問体制を把握していくと同時に、昔ながらの伝統的産婆さんとの関係作りに取りかかり、実際の村で執り行われるお産がどのような環境であるのか、村の現状を把握し始めました。まだまだ診療所での妊婦健診が定着していませんので、診療所助産師と辰野が直接妊婦さんの自宅を訪ねることもあります。村の妊婦さんの中には、妊婦健診を頻繁に訪れる妊婦さんもいれば、まったく興味をもたず診療所に出向かないという妊婦さんたちもいて、健診に対する意識が妊婦さんによりとても違うことを実感しました。実際に訪れる妊婦さんは一人ではやってこず、お母さんやお姉さん、時には大勢の女性に囲まれてやってくる人たちもいます。

■診療所助産師による産前・産後検診の実施 (20104~8月中)

妊婦健診件数:137  *1

診療所での出産介助件数:6

自宅での出産介助件数:4  *2 

訪問による産後健診(新生児・産褥婦健診)件数:10

*1(うち41が自宅訪問による健診数)

*2(うち3件は伝統的産婆による出産介助風景を診療所の助産師が見守った件数)

プロジェクト開始前は、数年間で1件しか診療所での出産がなかったのですが、プロジェクト開始後、着々と診療所でのお産件数が増えてきました。とても喜ばしいことです。


■コミュニティへの呼び掛け
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母子保健プロジェクトの説明(妊婦・産婦・乳幼児ケアの重要性)を村人会議の場で行い、村からの協力と理解を呼び掛けています。

■ハサバッラ地域における母子保健の現状把握調査を実施 s5.jpg s8.jpg
調査で使用する質問紙を村の現状(ハサバラ村の住民にわかりやすい表現方法)に沿った形へと練り上げるために、プレテストを数回実施しました。インタビュー を行う学生に対するオリエンテーション方法に関しても、どのようにしたら理解しやすいものとなるか、議論を重ね調査準備に時間をかけました。
雨季に入ると村までの道路事業が悪くなるため、その前に調査を終えなければならず、時間的制約があったことも大きな懸念事項でした。これら一連の過程を経て、さてようやく調査のオリエンテーションをはじめようという時に、全面的に協力してくれていたガダーレフ大学のフーメイダ教授のお母様がお亡くなりになり、心強い存在であった彼の協力が本番では実際に得られなかったというエピソードもありました。

6月に15~49歳の村の女性計100名対象に、妊娠・分娩・育児に関する質問調査をハサバラ村の4集落で実施しました。ガダーレフ大学の学生10名の協力が得られました。妊娠・出産・育児に関する意識調査を通し、今後の母子保健サービスに対する村人のニーズを検討しています。7月には約1890世帯(ハサバラ村とその周辺の計8集落)への全世帯人口調査をガダーレフ大学約120名の学生の協力により実施しました。

水・トイレ・ゴミなどに関する衛生環境をはじめとして、ハサバラ地域における家族構成、人口調査、粗死亡率、新生児死亡、乳幼児死亡、妊産婦死亡率を算出することで、プロジェクト開始時のハサバラ地域の現状を把握しました。※結果の詳細は改めてここで報告します。

乳幼児ワクチン接種システムの確立に向けて

ハサバラ診療所は現在ワクチンシステムを完備しておらず、村の住民がワクチンを受けるには、都市部の病院に出向くか、もしくは不定期に村にやってくる州保健省のワクチンサービスのキャンペーンを待つほかありません。まずは、診療所のワクチン接種システム導入に向けて、州保健省主催のワクチン実施者の育成を目的とした研修への参加を村人に呼び掛けました。また診療所にてワクチン保存環境整備(予防接種実施者の訓練、冷蔵庫、電気環境、ワクチン部屋)も準備し始めています。

診療所運営管理に係る業務内容・システムの向上

診療所の運営システムに関して本格的に4月より現状の把握を開始し、既存の診療記録表と産前健診表を改良し、活用し始めています。

■母子保健プロジェクト開始セレモニーの実施

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プロジェクト開始セレモニーが85日に執り行われました。プロジェクトの中心地であるハサバッラ村に、ガダーレフ州保健大臣、ショアック市長、日本大使、JICA関係者らを招待しました。その中で寸劇や調査結果の発表を通して、村人に母子保健事業の大切さをアピールし、また、6月ごろから地元の小学校5校の生徒と先生で作成したプロジェクトのためのテーマソングやテーマロゴを、セレモニー内で発表しました。

<テーマロゴ>

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5校約250名のところに約20回ほど訪問し、母子保健(命、母親、家族)から連想する絵・ロゴを幾度か書いてもらいました。その中から見事に選ばれた1作品をセレモニー当日に発表しました。モガッサマ村アワッド君(5年生)の「村の家族を象徴するように、たくさんの子供がお母さんとお父さんの周りに寄り添った作品」が選ばれました。子供たちの気持ちがこもったこの歌とロゴを用い、今後は妊婦をはじめとする住民に、医療者による定期的健診や出産などの重要性を伝え、母子保健事業を推し進めていきます。

<テーマソング>

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子供たちから、両親に対する感謝の気持ちや、新たに生まれくる自分の兄妹に対する気持ちを聞き出し、それを1つの歌詞にまとめ、テーマソングをつくりました。当日は、5校から生徒が5人ずつ集まり、一緒にその歌を歌い、みなさんの前でお披露目しました。


(以下、テーマソング歌詞)

お母さん、大地のように美しいお母さん

お父さん、大地のように大きなお父さん

お母さんとお父さんの優しさに こころ安らぐよ

ぼくたちはいつもお父さんとお母さんを探しているよ

Oh! My mother  Oh! My father 

かわいいぼくたちが遊びに行ったら

お母さんとお父さんは首を長くして 僕らの帰りを待ってくれているね

アローロー 新しい命が生まれたら、お父さんもお母さんもとっても幸せ

だって、赤ちゃんが幸せを運んできてくれるから

ごらん、お母さんの優しさを

お母さんが愛おしい赤ちゃんの名前を呼んだら

赤ちゃんは Hi my Mam! ってこたえるよ

さあ、赤ちゃんが生まれたお祝いをしよう

Oh! People  oh my god  

お母さん、大地のように美しいお母さん

お父さん、大地のように大きいお父さん


*アローロー:スーダンで赤ちゃんをあやすときにつかう言葉 

更新日時: 2010年09月07日