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日本人学生研修事業

スーダンでの新たな一歩

福岡大学医学部医学科3年生
小野 敦子


スーダンに来て私は思った。「私は恵まれてるなあ・・・」と。それは物質的豊かさのことではなく、心の豊かさのことである。ここに来ることができ、こんなにも素敵な人々に出会うことが出来た私は本当に恵まれているんだ!

私の将来の夢は小児科医か産婦人科医として発展途上国で働くことである。発展途上国の多くでは、さまざまなことにおいて男性が優先で、医療においても女性や子どもは二の次という現状がある。そのような中で私は女性や子どもの味方になっていきたいのである。

そのような中、幸運なことに川原先生とロシナンテスを知ることになった。スーダンで活躍されている先生にすごく興味を持った私は、是非とも先生の活動を実際に見たいと思い、その願いが叶いスーダンに行くチャンスに恵まれた。

スーダンは日本とはあまり縁のない国のため、情報が手に入りにくく私にとって未知の世界への冒険となった。楽しみの反面、不安もあった。
しかしその不安は一気に拭い去ることができた。

それはシェリフハサバラの人々の屈託のない笑顔と人懐っこい人柄のおかげである。

出会ったその日から「アツコ!」と呼んでくれて、すれ違い様には笑顔で挨拶!素敵なところではないか。

肝心の先生のお仕事なのだが、主にプライマリーヘルスケア中心の医療をされているように思えた。もともと病院という病院がなかったこの村ではまさに必要とされる医療なのであろう。主にマラリア、下痢、風邪などの患者さんが続々と足を運んできた。やはりマラリアが多く、日本では馴染がないので興味が沸いた。
とにかく先生はここで必要とされている存在ということも分かった。

そして、出産直前の妊婦さんの家にもお邪魔することができた。産婆さんがいて、周りには女性が集まって皆で出産を応援してるようであった。日本の院内出産とはかなり違うように感じた。

電気がなく、太陽の昇沈に合わせて生活するところもとても魅力的であった。電気が合って当たり前、なんてもう思えない。シャワーもなく、バケツの水で体を洗ったり、トイレも自分でバケツで水を流したり・・・。不便と思いつつ、けっこう楽しめたところもある。

他にも書けないくらい多くの魅力的なことや、大変だったことや、楽しかったことがたくさんある。

役に立つ女医になってまたここに戻ってきたい!そして多くの人たちの健康を守っていきたい。

先生をはじめ、出会った人みんなに感謝したい。素敵な日々をありがとうございました。私にとって大きな一歩になりました。

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