栄養改善プロジェクト

栄養不良の乳幼児や妊産婦への栄養補助を進めております。

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もう誰も、栄養不良で苦しませない

2015年1月からはじまった国連WFPとスーダンの国内NGO「SIDO」との協同事業。
北コルドファン州にて、急性栄養不良の乳幼児(5歳以下)と妊婦や授乳期の母親に栄養補助支援をしています。

栄養改善プロジェクトとは

「北コルドファン州、オンムダム・ハージ・アハメド地域に住む子どもたちの栄養状態が悪い」。国連WFPからの報告を受けて、私たちは保健省とSIDOとともに栄養補助事業を開始しています。対象地域は、首都ハルツームから車で7時間かけて同州の州都アルオベイドに行き、さらに100キロほどオフロードを走ったところにあります。
活動は、ムアックという巻尺のようなもので子どもの上腕回りを測定することからはじめます。ムアックは色で識別がされていて、その色で栄養状態を判断します。栄養不良と判定された子どもには栄養補助剤を渡し、経過観察で状態が改善されるまで継続します。同様に、妊婦や授乳期の母親にも判定をおこないます。また、この事業に協力してくれる人を地域から募り、研修をして、栄養状態の測定をお願いしています。

2015年 年間の健診内容

5歳以下の子どもと妊産婦2800人以上が栄養不良と判断されました。
栄養不良と判断された場合、栄養補助の対象となります。その後、状態が改善するまで継続的に行われます。

  • WFPの食糧倉庫

  • WFP事務所にて、州保健省、
    SIDOのスタッフへの研修

  • 北コルドファン州には遊牧民が多い

今後の展望

連携を強めて、栄養不良を改善を進めます。

ロシナンテスとして初めて国連機関、さらにスーダンのNGOと連携しての事業となります。
国連WFP(世界食糧計画)から、多くの事柄を学び、スーダンのNGO「SIDO」とともに北コルドファン州の妊婦、授乳期の母親、そして子供達への栄養改善に努めていきます。