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川原ブログ2012.09.05

スーダンにて長崎を想う

先日、帰国した際に長崎を訪問しました。
長崎という地は、妙に親しみを感じます。
私が小学生の頃、家族で旅行をしました。
佐世保から長崎に行きました。
一泊二日の旅で、家族で旅館に泊まりましたが、
今思えば、それが最初で最後の家族旅行のようだった気がします。


新婚旅行は、ハウステンボスと平戸に行きました。
また、医師になってからは平戸と松浦にアルバイトに毎月行っていました。
一番思い出に残っている医局旅行も確か長崎だったと思います。
なにせ行きのバスの中で記憶をなくしてしまい、その後の宴席など、
どうしていたのかまったくわかりません。
ただ、パンツ一丁で舞台に登っている写真のみ、残されていました。
外務省を辞めてからは、長崎大学の熱帯医学研究所にもよく足を運びました。
そして、昨年スーダンの子供たちを長崎に連れて行き、今年もまた長崎へと行きました。
御縁というのは、ひとにもありますが、もちろん土地にもあります。
先日、長崎市を表敬訪問した際に、原爆展をスーダンで開いては如何?との話になりました。
私と縁の深いスーダンと長崎がこのような形で結び合えれば、と思っています。
昨日、ハルツーム大学の学長に会い、その話も行いました。
学長は乗り気であり、まずは第一歩を踏み出したところでしょうか。
目指すは、来年2月の国際学会での原爆展です。
そして、今までの原爆展とは異なるようにしたいのは、
いかに現在の長崎があるかを知ってもらいたいのです。
原爆の悲惨さを伝えるとともに、
日本人の魂で見事に復興した長崎の姿を見てもらいたいと思っています。
川原尚行