認定NPO法人ロシナンテス

誰もが健やかに生きることができる未来のために
「医」を届ける。
Junji Naito Photographs

電気も水道もなく、
井戸ですらほとんどない。

多くの人々は不衛生な水を飲み、命をつないでいます。
病院がなく、医療が受けられないために、
助かるはずの命が、日々失われています。

途上国には、厳しい現実がまだまだ存在します。

ロシナンテスは、そのような地域に暮らす人たちに
医療を届ける活動を続けています。

村々を回って医療を提供したり、国や地域と協力しながら診療所をつくり、現地の人たちだけで医療を継続できる仕組みづくりをしています。
これまで主にアフリカ・スーダンでこの仕組みを整備し、
人々が「医療」を自分たちのものにするための支援をしています。

Junji Naito Photographs
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病院がない、医者がいない。
そんな村が、途上国にはまだ
たくさんあります。そんな村が、途上国には まだたくさんあります。
医者がいない村に、医療を届ける仕組み作り

社会インフラが十分でないスーダンでは、十分な医療施設がなく、
たとえ病気になっても適切な診療を受けることができません。

そのため、医療サービスチームが、車で2週間かけて
スーダン共和国 ハルツーム州ワッドアブサーレ区内の
約29の村を回り、より良い医療サービスを届けるための
仕組みづくりに尽力しました。

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診療所建設も、井戸掘削も、学校建設も。
「医療」を継続できる仕組みをつくり、受け渡す。

ロシナンテスは、「医療」を少し広い意味でとらえています。
たとえば、泥水が原因で蔓延する病があるのなら、「井戸を掘ることも医療のひとつ。」
未来の医療者を育てるために、「学校をつくることもまた医療のひとつ。」

つまり「医療」というのは、社会の仕組みそのものです。

支援した地域の人たちが、「医療」を自分たちのものとし、地域の人たちだけで
医療を継続できる仕組みが根付いている世界こそが、ロシナンテスの目標です。

ミッション
Mission
使命・役割

病院が無いなどの理由で、必要な保健医療が受けられない地域に、
医療が届く仕組みを整備することで、一人でも多くの命を救う。
そして、誰もが健やかに生きることができる環境をつくる。

ビジョン
Vision
目指す将来像

支援した地域の人たちが、「医療」を自分たちのものとし、
地域の人たちだけで医療を継続できる仕組みが根付いている世界。

  • 清潔で安全な水を「水事業」

    きれいな水を届ける活動も行います。
    診療所ができても、不衛生な水を飲み続けていたら、繰り返し病気にかかってしまいます。
    また、診療所や機材を衛生的に保てなければ、 そこから感染症が広がってしまう可能性も。
    きれいな水が、百の薬より多くの命を救うこともあるのです。

  • いつでも行ける「診療所建設」

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    巡回診療は、人々の健康維持に大きなチカラを発揮しています。しかし、病気にかかってしまったら、巡回診療だけでは限界も。
    そこで、ロシナンテスは、地域に医療施設をつくる活動も行い、これまで3つの診療所を建設し、現地の人たちで運営をはじめています。

「医療」を施すのではなく、
根付かせる。
最終目標は、いずれその地を
去ることだから。
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  • 本当にありがとう。

    この地域において、すべての人が健康に生活できることを目指す
    プライマリ・ヘルスケアの質が大きく改善されました。
    ワッド・アブサーレにおける巡回診療事業が継続できているのは、
    ロシナンテスの継続的なサポートがあったからです。
    プロジェクトに関わってくれた人、そして日本にいる支援者の方々に心から感謝を伝えたいです。本当にありがとう。
    (シャルガニール地域保健所地域保健マネージャー)

  • 勉強時間も増えたので、
    頑張って医師を目指します!

    以前は水汲みに1時間以上かかっていましたが、
    新しい給水所ができて、15分程度ととても近くなりました。
    (ホイダちゃん、14歳)

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一人の医者として何ができるのか。

2002年、外務省で医務官を務めていた 川原尚行 (理事長 兼 スーダン現地代表) は、
内戦中のスーダンに着任します。
しかし、内戦を理由に日本からの援助が停止してしまいます。

まともな医療を受けられない人たちを前にして、何もできないことのもどかしさ、
一人の医者として何ができるかを考えた末に、外務省を辞職してスーダンへ。

この決断がすべてのはじまりでした。
2005年、川原は仲間と共に「ロシナンテス」を立ち上げます。

理事長 兼 スーダン現地代表
川原 尚行
目の前で困っている人がいたのに
何もできなかった。

2002年外務省の医務官として赴任したスーダンでは、内戦の只中。
日本政府からの支援は、欧米諸国と同じく1992年から途絶えており、医療施設は十分なものではありませんでした。「目の前に病んだ人がいても何もできない!」

2005年に外務省を辞して、スーダンで医療活動を開始しました。
ロシナテスは、スーダンを舞台にして、新しい価値を創出する「場」を提供して参ります。
そのためにも、皆様方の協力が必要です。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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