遺贈とは|遺言による遺産の寄付|認定NPO法人 ロシナンテス

遺贈・相続による寄付

遺贈・相続財産などのご寄付についてご案内

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遺贈、相続財産のご寄付をお考えの方へ

遺言によって、ご自身の財産の一部またはすべてを特定の個人や団体に与えることを遺贈と言います。

近年、「法定相続人がいない」「社会への恩返しがしたい」など様々な理由で、認定NPO法人や公益法人などに、遺産を寄付したいと考える方が増えています。ロシナンテスでは、ご自身の財産や相続された財産を、有効活用したいとお考えの皆さまのお手伝いをさせていただいています。

日本発祥のNPOロシナンテスとは?

世界のどこにでも”「医」を届ける”ことを
目指して活動する国際NGOです。

医療施設のない村々を回って医療を提供し、国や地域と協力しながら診療所をつくり、給水所の整備や学校建設、栄養改善なども含めた包括的な保健事業を整備することで、現地の人たちだけで医療を継続できる仕組みづくりをしています。これまで主にアフリカのスーダン・ザンビアで活動し、人々が「医療」を自分たちのものにするための支援をしています。

「目の前で困っている人がいたのに何もできなかった

2002年、外務省で医務官を務めていた川原尚行は、内戦中のスーダンに着任します。まともな医療を受けられない人たちを前にして、何もできないことのもどかしさ、一人の医者として何ができるかを考えた末に、外務省を辞職してスーダンへ。

2005年、川原は仲間と共に「ロシナンテス」を立ち上げます。以来、医療が届かない途上国の地域で、巡回医療、診療所建設、病気の予防につながる給水所建設などの取り組みを通じて、命と健康を守る取り組みを続けています。

支援した地域の人たちが、「医療」を自分たちのものとし、地域の人たちだけで医療を継続できる仕組みが根付いている世界こそが、ロシナンテスの目標です。

ロシナンテスは認定NPO法人です。遺贈いただいた財産は、相続税の課税対象になりません。

遺贈寄付に関心はあるけれど、何から始めていいのか…

遺贈について詳しくない方にも手に取っていただけるよう、具体的な事例をご紹介しながら、基礎や手続きの流れ、ロシナンテスがサポートできることをより分かりやすくご案内する「遺贈・相続寄付ガイドブック」をご用意しています。

遺贈・相続財産ガイドブック

■認定NPO法人ロシナンテス

TEL:093-521-6470

(電話受付:平日10:00~17:00 祝祭日を除く)

遺贈寄付の資料請求をする

※問い合わせ内容欄に「遺贈寄付の資料を希望」とご記入ください

ご寄付の流れ

遺贈の主な種類

  • 遺言による寄付

    遺言によって遺産の一部またはすべてを非営利団体などに無償で譲ること

  • 相続財産の寄付

    相続人の意思で、故人より引き継いだ財産の中から一部を寄付すること

  • 香典返し寄付

    葬儀に寄せられたお香典やお花料のお返しの代わりに寄付すること

遺贈のご寄付

遺贈とは、「遺言」によって遺産の一部またはすべてを相続人以外の者や団体に無償で譲ることをいいます。遺言書において、受取人としてロシナンテスをご指定いただくことで、多くの命や地域社会の発展のために役立てていただくことができます。少額から可能で、いますぐに手元の財産を手放す必要のないご寄付の形です。

遺贈いただいた財産は、相続税の課税対象になりません。寄付控除について詳しくはこちら

遺言による寄付(遺贈)の流れ

1

財産や相続人について確認します

金融資産、不動産などの財産に関する情報をまとめます。ご自身の相続人を戸籍謄本を取得して確認することをおすすめします。また、できるだけ事前に、相続されるご家族に遺 贈寄付するご意思をお伝えしましょう。
2

遺言執行者を決めて依頼します

遺言執行者とは遺言の内容を実現する方のことで、遺言書の中で指定することができます。弁護士、司法書士、行政書士、信託銀行などの、法的な手続きを請け負う専門家・専門機関へご依頼することをおすすめします。
3

遺言書を作成します

法的に有効な遺言書を作成します。遺言書には一般に「公正証書遺言」や「自筆証書遺言」がありますが、確実な形としては「公正証書遺言」をおすすめしています。
4

遺言書を保管します

「公正証書遺言」は公証役場で保管されます。「自筆証書遺言」を作成された場合は、法務局での保管をおすすめします。いずれの場合も、保管場所をご家族や遺言執行者などに伝えておきましょう。
5

通知者が遺言執行者にご逝去をお知らせします

遺言執行者にご逝去の報告がないと、遺言の執行が開始されません。あらかじめ信頼できる方に、遺言執行者へのご連絡をお願いしておくことをおすすめいたします。
6

遺言執行者が遺言書を開示し、遺言を執行します

遺言執行者が遺言書に基づき手続きを進めます。遺言執行者からロシナンテスへ、遺言書の写しが送られます。
7

ロシナンテスにて遺贈寄付を受領した後、領収書をお送りします

遺言寄付を謹んで受け取らせていただきます。認定NPO法人の証明を兼ねた領収書をお送りします。ご希望に応じて、感謝状の送付も可能です。

相続財産からのご寄付

相続人の意思で、故人より引き継いだ財産の中から一部を寄付することをいいます。故人の志や想いを、医療を中心とする支援活動という形で、開発途上国の厳しい環境で生活する人々へ届けることができます。

相続税の申告期限内に寄付を完了した場合、寄付した財産には、相続税がかかりません。
寄付控除について詳しくはこちら

相続財産の寄付の流れ

1

ご逝去、相続手続きの開始

遺言書がある場合は、遺言執行者に財産配分や遺留分を確認します。遺言書がない場合は、相続人全員による遺産分割協議により、財産を分割します。
※被相続人が亡くなった日を基準に、死亡届の提出や相続税申告の期限が決まります。
2

ロシナンテスへのご連絡

寄付をご検討されていることをご連絡ください。振込先口座、および詳しい手続きをご案内いたします。
3

ロシナンテスより領収書と感謝状を発行

ご入金の確認が取れましたら、領収書を発 行します。ご希望に応じて、感謝状等もご用意いたします。宛名は故人様・相続人様などお選びいただくことが可能です。
4

相続税の申告

ロシナンテスは認定NPO法人です。相続開始から10か月以内に寄付の領収書を添えて相続税申告されると、寄付額が相続税の課税対象から控除されます。税理士などの指導のもと、相続税の申告を行なってください(領収書以外に必要な書類がございましたらロシナンテスまでご遠慮なくご相談ください)。
5

所得税の確定申告

寄付された相続人の所得税の確定申告(還付申告)をすることで「寄付金控除」も受けることができます。

お香典・お花料の寄付

葬儀に寄せられたお香典やお花料のお返しの代わりに、ご寄付いただくことができます。ご希望がございましたら、お香典やお花料をくださった方々へのロシナンテスからのお礼状を、必要数ご用意いたします。ご遺族様の代表の方に送付させていただきますので、お香典返しとしてご利用ください。お礼状の内容やお届け時期についてはご遠慮なくご相談ください。

物品による寄付

貴金属や切手、本などの物品を通じてご寄付いただくこともできます。生前整理や遺品の整理の際にご活用ください。

貴金属や楽器、切手やはがきなど、ご家庭に眠る品で支援できる「お宝エイド」と提携しています。査定額に10%を上乗せした金額がロシナンテスの活動資金として寄付されます。 詳しく見る
本やDVD、CDなどで支援できる「つなぐ書店」と提携しています。買取金額が全額ロシナンテスへの寄付となります。 詳しく見る
遺贈寄付に関心はあるけれど、何から始めていいのか…

遺贈について詳しくない方にも手に取っていただけるよう、具体的な事例をご紹介しながら、基礎や手続きの流れ、ロシナンテスがサポートできることをより分かりやすくご案内する「遺贈・相続寄付ガイドブック」をご用意しています。

遺贈・相続財産ガイドブック

■認定NPO法人ロシナンテス

TEL:093-521-6470

(電話受付:平日10:00~17:00 祝祭日を除く)

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これまでにロシナンテスに
ご寄付くださった方の声をご紹介します

遺贈をお決めになったK様の声

支援する側との距離が近く感じられ、より応援したい気持ちが強いです

ご自身の年齢を考えたときに、ご子息になるべく負担をかけないよう、成年後見人を立て遺言書を作成することにしたというK様。資産を整理するなかで、ご子息に残すだけでなく、困っている人々のためにも役立てられそうだと感じ、以前からの寄付先であるロシナンテスへご連絡くださいました。
お手続きは専門家の方に依頼したため特に難しいことはなかったそうですが、ロシナンテスにとって初めての遺贈のお申し出だったため、私たち自身が多くを学ばせていただきました。「世界各国で医療支援に取り組む複数の団体を応援していますが、ロシナンテスは支援する側との距離が近く感じられ、より応援したい気持ちが強いです」とのあたたかいコメントをいただきました。

相続財産をご寄付くださったS様の声

ロシナンテスの活動を説明した時には、
少し誇らしい気持ちになりました

亡きお母さまが残してくださった遺産で物などを購入するのは、今までの自分のライフスタイルとは少し違う気がしたというS様。生前よりお母さまには「好きなように使ったらよい。」と言われていたこともあり、社会貢献の一助となるような使い方をしたいと、ロシナンテスにご寄付くださいました。 旅先で展示されていたロシナンテスの写真を見たことのきっかけに応援してくださっていたというS様からは、「送金する時に金融機関に説明を求められるのですが、資料を見せながらロシナンテスの活動を説明した時には、少し誇らしい気持ちになりました。水と医療、どちらも人間が生きていくのに欠かせないもの。
日本から遠く離れた地で頑張っていらっしゃるみなさんに、またチーム・ロシナンテスのそれぞれの方に心からの敬意とエールを送ります。私もできる範囲ではありますが、支援を続けたいと思っています。」
と大変嬉しい、温かいお言葉をいただきました。

お香典をご寄付くださったK様の声

葬儀に参列して下さった方々が喜んでくれて、
それが一番良かったことです

ご夫君の葬儀に寄せられたご香典をご寄付くださったK様。ご夫君は、以前は寄付をするということに関心がなかったそうなのですが、ご子息が国際協力の分野で働くことになり、そうした活動を応援するようになったそうです。
K様からは、「葬儀に参列して下さった方々に御礼とともに御香典をロシナンテスに寄付したことをお知らせすると、皆様が喜んでくれて、それが一番良かったことです。亡くなった夫も喜んでくれていると思います!スーダン、ザンビアと大変な状況の中、現地の方々に支援を届けられるようにロシナンテスを応援していきます!頑張って下さい!」
と心強いメッセージをいただきました。

士業・金融機関の皆さまへ

ロシナンテスへの遺贈にご興味、ご関心をお持ちいただき、心より感謝申し上げます。ロシナンテスへの遺贈を含む遺言書を作成される場合は、以下の事項にご留意くださいますようお願い申し上げます。

1.名称及び住所
名称:特定非営利活動法人ロシナンテス
理事長:川原尚行
住所:福岡県北九州市小倉北区古船場町1丁目35番地
2.現物財産の取り扱い
不動産や有価証券などについては、原則として換価の上で遺贈を受け付けております。また、山林や田畑、未公開株など換価が難しいものが含まれる際は、遺贈をお受けできない場合があります。現物のままお受けできる場合もありますので、遺言書作成時には必ず事前にご相談ください。
3.換価に関する記載

(1)上記2のように不動産や有価証券といった現物財産を換価する遺言書作成の際は、「遺言者の有する財産を、遺言執行者により換価させた上で、特定非営利活動 法人ロシナンテスに遺贈する」旨を明記してください。

(2)換価困難な財産は遺言執行者が無償で処分できる権限を明記してください。

(3)ロシナンテスが受ける遺贈財産に不動産、株式等の含み益が見込まれるものがある場合、相続人がみなし譲渡の所得税の納税義務を負うことがありますのでご注意ください。

4.遺言執行者の権限について
遺言執行を滞りなく進めるために、遺言執行者には、「遺言者の名前で契約している貸金庫の開扉、内容物の受領などを含め、この執行に必要な一切の権限を行使で きるものとする」旨を明記するようにしてください。

資料請求・お問い合わせ

ご自身の財産や、大切な方の遺産の寄付をお考えの皆さまの想いやご希望をお伺いし、途上国の医療支援のために活かすお手伝いをさせていただきます。ご関心をお持ちいただいた方には、詳細を記載した「遺贈・相続寄付ガイドブック」をお送りしておりますので、お気軽にお問合せください。

認定NPO法人ロシナンテス TEL:093-521-6470 (電話受付:平日10:00~17:00
 祝祭日を除く)
〒802-0082
福岡県北九州市小倉北区古船場町1-35
 北九州市立商工貿易会館 7F
※問い合わせ内容欄に「遺贈寄付の資料を希望」とご記入ください

ロシナンテスの遺贈寄付の特徴

特徴1寄付の金額は自由

金額は任意ですので、少額から可能です。「預貯金の20%を遺贈する」などと書れた遺言書もよくあります。

特徴2包括遺贈のご相談も可

「包括遺贈」は、個別の財産を特定せずまとめて遺贈する方法です。ご検討の際は、遺言作成前にお問い合わせください。

特徴3現金以外の寄付も可能

不動産などの資産の寄付をお考えの場合は、ご相談ください。
ただし、売却が困難 な物件などは、お受けできない場合があります。

特徴4感謝状を贈呈

ご希望に応じて、お名前入りの「感謝状」をお送りいたします。

よくある質問

○ 遺言による寄付(遺贈)について

  • 寄付した遺産の使われ方を知りたいです。

    ロシナンテスがスーダン・ザンビアで行う保健医療事業や水衛生事業のために大切に使わせていただきます。毎年の活動内容や収支については、年次報告書をご覧ください。事業についての不明点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

  • 領収書はもらえますか?

    入金確認後に領収書をお出しいたします。領収書送付の際に、事業説明資料や年次報告書もお送りいたします。なお、領収書に記載するご寄付の受領日はロシナンテスへの入金日となります。クレジットカードによるお申し込みの場合、ロシナンテスへ入金されますのはお申込日の翌々月ですのでご注意ください。
    お急ぎの場合は郵便局や銀行振込をご利用ください。郵便局や銀行からの寄付方法について詳しくはこちら

  • 遺贈寄付の相談をしていることを家族に秘密にしたいです。

    お電話でのご相談は匿名でも受け付けております。また、郵送物の発送方法についても柔軟に対応させていただきますので、ご遠慮なくお申し出ください。なお、登録いただいた情報は個人情報保護規定に基づいて扱われ、ロシナンテスの活動のためにのみ利用します。

  • 遺言書の内容の相談は誰にするのがいいですか?

    遺言書には一定の決まりがあります。弁護士、司法書士、行政書士、信託銀行などの専門家にご相談されることをおすすめいたします。もしお心当たりがない場合には、ロシナンテスへご相談ください。

  • 特定遺贈・包括遺贈とはなんですか?

    遺贈には、財産を具体的に指定して譲る「特定遺贈」と、財産の全部や半分、何%というように、割合のみを指定して譲る「包括遺贈」の2種類があります。「包括遺贈」では、借金などの負の財産も引き継がれます。ロシナンテスでは特定遺贈・包括遺贈ともにお受けしていますが、包括遺贈については、大きな負債や連帯保証などの債務がないことを確認させていただいています。

  • 不動産や有価証券なども寄付できますか?

    可能です。原則として遺言執行者の方に現金化(換価処分)していただき、税金・諸費用などを差し引いた額を寄付してくださるようお願いしております。しかし、場合によっては、柔軟にご対応させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

  • 遺言はいつ書けばいいのでしょうか?

    遺言は15歳以上で作成でき、また状況が変われば何度でも書き直すことができます。遺言者が、内容と法的効果を理解し判断する能力(遺言能力)があるかどうかが大変重要です。認知症などの症状が認められる場合には無効になるケースもありますので、なるべく心身ともに健康であるときに作成しておくことをおすすめします。

  • 遺言執行者は誰にすべきでしょうか?

    「遺言執行者」は、遺言書に従い、遺言者のご意志を実現することを担う方となります。身近な方を指名することも可能ですが、専門的な手続きが多いため、専門家(弁護士、司法書士、行政書士、信託銀行など)を遺言執行者として指定することをお勧めします。なお、ロシナンテスを遺言執行者に指定することはできませんのでご留意ください。

○ 相続財産の寄付について

  • 寄付した遺産の使われ方を知りたいです。

    ロシナンテスがスーダン・ザンビアで行う保健医療事業や水衛生事業のために大切に使わせていただきます。毎年の活動内容や収支については、年次報告書をご覧ください。事業についての不明点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

  • 相続財産の寄付はいくらから受け付けていますか?

    1,000円からお受けしております。
    なお所得税の確定申告で寄付金控除を受けられるのは、寄付総額の2,000円を超える部分となります。ご注意ください。

  • 領収書はもらえますか?

    入金確認後に領収書をお出しいたします。領収書送付の際に、事業説明資料や年次報告書もお送りいたします。なお、領収書に記載するご寄付の受領日はロシナンテスへの入金日となります。クレジットカードによるお申し込みの場合、ロシナンテスへ入金されますのはお申込日の翌々月ですのでご注意ください。お急ぎの場合は郵便局や銀行振込をご利用ください。
    郵便局や銀行からの寄付方法について詳しくはこちら

  • 相続財産の寄付について、具体的にいくら相続税が節税になるか相談にのってもらえますか?

    具体的な税額の計算については、最寄りの税務署か税理士にご依頼をお願いいたします。