特定非営利活動法人ロシナンテス

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ニュース2022.11.01

地域医療と公衆衛生の専門家である高山義浩医師がザンビアでの活動に参加

地域医療と公衆衛生の専門家である高山義浩医師
ロシナンテスのアフリカ・ザンビア事務所での活動に参加


地域医療と公衆衛生の専門家である高山義浩医師は、ロシナンテスの医療支援活動に参画すべく、2022年11月~3月、アフリカ・ザンビア事務所へ駐在します。高山医師は2018年8月にロシナンテスの理事に就任して以降、団体運営に携わってきました。新型コロナウイルスの感染拡大により、かねてより計画していたザンビア渡航を延期していましたが、この度、渡航を決定しました。

高山医師は新型コロナウイルスの流行を受けて、沖縄県立中部病院で感染症内科医として勤務しながら、厚生労働省や沖縄県の政策参与として新型コロナウイルス感染症対策に関する様々な提言を行っています。今回は沖縄県立中部病院の医師としての籍は残したまま、期間限定で拠点を移すことになります。
 
ロシナンテスはザンビアの村落部で母子保健事業を行っています。ザンビアの村落部では、診療所まで歩いて何時間もかかる地域が多く、家で出産したり、診療所に向かう途中で出産したりするケースが多くみられます。医療施設以外での出産はリスクが大きく、母子ともに危険な状態にさらされます。ロシナンテスはこうした状況を改善し、施設での安全なお産を増やすことを目指し活動しています。

高山医師には現場の詳細な視察を通して、事業運営の改善やニーズ調査、新規計画立案等について助言をいただく予定です。


現地へ赴任する高山医師より抱負
「周産期における母子の安全を守ることは、地域医療と公衆衛生における主要な目標のひとつとなります。ただし、お産とは、女性を中心とする地域文化の要でもあり、長い歴史のなかで紡がれてきた習俗という側面もあります。危機管理という男性的な考え方で押し切られてしまうこともあるため、できるだけ女性たちの語りに耳を傾けながら、ロシナンテスらしい草の根活動に貢献できればと考えています。」
 
ロシナンテス理事長・川原尚行よりコメント
「高山先生は沖縄の方々の気持ちを大事にされて地域医療に尽力されており、その観点からロシナンテスの医療支援活動にアドバイスをいただいています。ともにザンビアの地域医療に取り組めることは無情の喜びです。将来的に高山先生はザンビアで得られた経験をもとにして、沖縄をはじめとする日本国内の地域医療にこれまで以上に貢献してくださることでしょう。この取り組みをきっかけに、多くの若い医師が高山先生に続いてくれることを期待しています。」



高山義浩(たかやま・よしひろ) 沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科副部長
地域医療から国際保健、臨床から行政まで、幅広く活動。行政では、厚生労働省においてパンデミック対策や地域医療構想の策定支援などに従事。臨床では、沖縄県立中部病院において感染症診療に従事。また、同院に地域ケア科を立ち上げて、退院患者のフォローアップ訪問や在宅緩和ケアに携わっている。2020年3月より厚生労働省参与。2021年9月より沖縄県政策参与。著書に『地域医療と暮らしのゆくえ 超高齢社会をともに生きる』(医学書院、2016年)、『高齢者の暮らしを守る 在宅感染症診療』(日本医事新報社、2020年)など。
 
川原尚行(かわはら・なおゆき) 認定NPO法人ロシナンテス 理事長
九州大学大学院医学系研究科修了後、外務省へ入省。医務官として赴任したスーダンで、目の前で苦しむ現地の人々を助けたい想いから外務省を辞職し単身で医療活動を開始。2006年に高校時代のラグビー仲間を中心にロシナンテスを設立。アフリカ・スーダン、ザンビアにおける開発支援、国内での災害支援など様々な活動を展開。著書に『行くぞ!ロシナンテス 日本発 国際医療NGOの挑戦』(2015年)。
 
認定NPO法人ロシナンテスとは
内戦中のスーダンに外務省医務官として赴任した川原尚行が、外務省を辞して2006年に立ち上げた国際NGO。病院が無いなどの理由で必要な保健医療が受けられない地域に、医療が届く仕組みを整備することで、誰もが健やかに生きることができる環境を作ることを目指して活動する。アフリカのスーダン・ザンビアを中心に、巡回診療や診療所建設、給水所建設などを実施している。