その他の活動

がれき撤去から被災地への交流などのサポートを行いました。

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巡回診療

震災当時、スーダン人医師らの研修のために一時帰国していた川原は、すぐさま東北に向かい、名取市、岩沼市で医療支援活動を開始。宮城県名取市にある東北国際クリニック、圓満寺に拠点を置き、名取市閖上の方々が避難する小学校、岩沼市の玉浦地区の方々が避難するスポーツセンターで、保健所の方々と一緒になって診療を行いました。その後、地元の薬剤師さんと、東北以外の地からフリーで支援を行ってくれる医師などが集い、診療地域を拡大していきました。

診療する上で最も気を付けたことは、被災された方々に、いかに寄り添うことができるかでした。一時的な診療という行為で終わるのではなく、いつも共にいますよ、というメッセージを伝えたかったのです。ここでの診療で川原は、被災者の方に聴診器をあてると同時に、自然と手を添えるようになりました。「手当て」とは、これが原点なのだと学びました。

がれき撤去

2011年3月、岩沼市玉浦の早股下二地区でのがれき撤去作業を開始。多くのボランティアを受け入れ、ゴールデンウィークからは山本町へ支援場所を移し、ここでも多くの方々のご協力のもと、2012年4月まで作業を続けました。

私たち支援する側の人間は、家も財産も家族も友人も失っていませんし、そのような体験をした方々の本当の気持ちはわかりません。ですから、私たちはボランティアの皆さんと共に、細心の注意を払って作業を進めました。こういったことが若いボランティアの方々にとって、支援というものを様々な形で深く考える機会にもなったようです。

被災地交流事業

2012年7月、震災の記憶が風化されないように、閖上住民が語り部となって、個人の体験や思い、閖上の被害等を語っていただく「閖上を歩こう!?震災を忘れない?」を開催。これをきっかけに、「閖上復興だより」の格井編集長を中心に「閖上震災を伝える会」が発足し、現在でも被災地を訪れる人々に震災を語り継いでいます。

私たちロシナンテスも、多くの修学旅行や研修を受け入れ、被災地ボランティア活動や被災地研修をサポートしました。東北事業部が役目を終えた今でも、お互いの心に芽生えた友情は消えることはないと信じています。