特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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「市民のための国際教育プログラム」が北九州市に採択されました

ロシナンテスによる「市民のための国際教育プログラム」が、2025年度北九州市「ふるさと納税を活用した協働のまちづくり推進事業」として採択されました。

「市民のための国際教育プログラム」は、国際的な課題を自分ごととして理解し行動する力を、市民一人ひとりが身につけることを目指して、ロシナンテスが北九州市内で市民講座や出前授業などを実施するものです。この活動は、北九州市の企業版ふるさと納税の補助金で実施されます。

企業版ふるさと納税とは

企業版ふるさと納税とは、企業が、国が認定した地方公共団体の地方創生の取り組みに寄附を行った場合に、法人関係税から税額控除する制度です。損金算入による軽減効果(寄附額の約3割)と合わせて、令和2年度税制改正により拡充された税額控除(寄附額の最大6割)により、最大で寄附額の9割が軽減されます。

▼企業版ふるさと納税 パンフレット・解説動画(内閣府地方創生推進事務局)
https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/portal/pdf/R6panph.pdf
https://youtu.be/DgFn9AGRF1w?si=8KkDWEXuSF7dKutM

本プロジェクトへのご寄付を受付中です

本プロジェクトへ、北九州市の企業版ふるさと納税を通じてご支援いただくことができます。ご寄附は2026年2月28日まで受け付けております。対象は、北九州市外に本社がある企業で、1回当たり10万円以上となります。

▼詳細は北九州市のウェブサイトから
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/27000119_00002.html

「市民のための国際教育プログラム」概要

気候変動や感染症、貧困、紛争などの国際的な課題を自分ごととして理解し行動する力を、市民一人ひとりが身につけることを目指しています。アフリカで医療支援を行うNPOが、その経験を活かし、アフリカの文化や人々の生活、NPOの支援活動を伝えることで、机上の知識にとどまらない「生きた学び」を提供します。これにより地域全体で国際理解を促進し、持続可能な社会づくりを支えます。

●プロジェクト期間:2026年4月~2027年3月

●プロジェクト総予算:500万円

●寄附募集期間:2025年8月~2026年2月28日

●活動内容
(1) 「アフリカから学ぶ国際教育講座」
大人向けには市の公共施設を用いて市民講座を開催します。また児童・生徒向けには、学校で出前授業を提供します(のべ25校程度を予定)。アフリカと日本の違いを学び、自分たちの生活を振り返ることで、世界への関心を高め、国際理解を深める機会を提供します。

(2) アフリカを学ぶ冊子の制作・配布
アフリカを学ぶ冊子を制作し、講座参加者を含む市民や、授業実施校の児童・生徒に配布します。

2024年度の活動実績

2024年度は「アフリカから学ぶ国際教育プロジェクト」として、「北九州市ふるさと納税を活用した協働のまちづくり推進事業」の採択を受け、学校向けの出前授業のみを実施しました。NPO の実践的な視点を取り入れた授業を通して、児童・生徒らが国際理解を深め、自らの生活を振り返りながら学びを広げることができました。市内の小学校17校と中学校1校、のべ1500名以上の児童・生徒に授業を届けることができました。

学校(担当教員、校長先生)からの声
教科書では知ることができない世界の「リアル」、課題に立ち向かう人の思いについて知ることのできるとてもよい機会でした。紛争や貧困のことなど、世界で今実際に起こっている問題について、食い入るように真剣に話を聞く子どもの姿から、その事実を自分事として捉えることができているようでした。また、教科書に準じ、教師が知ってほしい内容をしっかりと伝えてくださったことも、社会科の学習として、とても助かりました。

この学習とは別に、外国語科の学習としても、アフリカの様子についてお話をしていただく機会を設けていただいたこともあり、今回の話にスムーズに入り込むことができている様子でした。社会科と外国語科を横断的に学習したことで、単なる知識としてだけではなく、子どもの記憶に残るよい機会となりました。(あやめが丘小学校)