日本2011.08.02
希望の芽
先週、台風が過ぎ去ったあと、閖上の子どもからメールがあり
「桜の元気がない」と心配するメールが来ました。
みずやりは毎日のようにしているのですが、雨の日は必要がないので
数日行っていませんでした。
翌日、日和山にいって桜を見ると、葉っぱが黒くなっていて
少し揺らすと簡単に落ちてしまいます。
枝も乾燥していてパキパキ折れます。
枯れてしまった葉や枝を残しておくと養分が取られてしまうので
それらは全て落とすことにしました。
京都にいる桜の先生にメールを送って見てもらったり、
ボランティアで瓦礫撤去作業にあたってくれている造園業の方にアドバイスをもらい
潮風を防ぐことと、水をさらにあげること、そして下に敷いていた芝を取ることにしました。
数日すると枝から新芽が出始めました!
小さい小さい芽ですが、いくつかの場所から出ていたので
何とか大丈夫そうです。
桜は危険な状態になると自ら葉を落として、幹や根に養分を蓄えるそうです。
そして、また復活すると新しい芽を出すそうです。
今は海側からの風をよけるようにガードを作り、日光も当たるようにしています。
日和山の桜は大変な環境ですが、だからこそ乗り越えて成長してもらいたいです。