スーダンから届く言葉を、絵に。黒田征太郎さんによるライブペインティングが決定
9月5日(土)、福岡県北九州市で開催する「ロシナンテス20周年記念講演」。
当日は、ロシナンテスの設立当初から活動を支えてきたスーダン人スタッフ、ラビアとモハメドが来日し、皆さまの前でお話しします。
そして今回、さらに特別な企画が決まりました。
北九州を拠点に国内外で活躍する画家・イラストレーターの黒田征太郎さんが、講演会の中でライブペインティングを行ってくださることになりました。

スーダンから届く言葉を聞きながら、描く
当日は、ラビアとモハメドが、故郷スーダンのこと、これまでロシナンテスとともに歩んできた日々、そして内戦を経験した今、感じていることなどをアラビア語でお話しします。
その言葉を聞きながら、黒田さんがクレヨンを手に、絵を描いてくださいます。
どんな言葉が語られ、黒田さんがそこから何を感じ、どんな線や色が生まれるのか。
完成するまで、私たちにも分かりません。
そして、この日生まれた作品は、スーダンにあるマイセトーマ病院*へ寄贈する予定です。
ここで生まれる特別な時間を、ぜひ会場で一緒に見届けていただければと思います。
北九州の地でご縁がつながった黒田征太郎さん
黒田さんは、世界各地でライブペインティングや壁画制作を行うほか、「野坂昭如/戦争童話集」の映像化や、戦争と平和をテーマとする「PIKADON PROJECT」などにも取り組んでいます。
2009年から北九州市に活動拠点を置き、現在も描くことを通じてさまざまなメッセージを発信していらっしゃいます。
同じ北九州市に拠点を置くというご縁(実は北九州の飲み屋で理事長の川原と黒田さんが出会ったのがはじまりでした……!)から、これまでも様々な形でロシナンテスの活動を応援してくださっています。

設立当初から、ともに歩んできた現地スタッフ
今回スーダンからやってくるラビアとモハメドは、ロシナンテスにとって特別な二人でもあります。
ラビアは、ロシナンテス設立直後に採用した、最初のスーダン人スタッフです。
財務・総務を中心に、会計や予算管理、スタッフの給与、税務手続き、物品調達、さらに政府機関との連絡や許認可取得など、活動を現地から支え続けてきました。
そして、そんなラビアがあるときロシナンテスに紹介してくれたのが、当時恋人だったモハメドです。
モハメドも2007年からロシナンテスの活動に加わりました。当初は川原のアシスタントとして診療時の通訳などを担当。その後も行政機関との調整や、地域住民との対話、保健・医療、学校建設、水、地域調査など、さまざまな事業に携わりました。
一方で学業も続け、現在は英語教育を専門とする大学教員として教育・人材育成に携わっています。
二人は2008年に結婚。
当時のロシナンテスのブログには、ラビアの故郷で行われた結婚式に川原が参加した日のことも残っています。
スタッフとして出会った二人が夫婦となり、子どもが生まれ、家族になっていく時間も、ロシナンテスの20年と重なっています。
内戦を経験した二人が、いま日本で伝えたいこと
しかし2023年4月、スーダンで内戦が始まり、二人の暮らしも大きく変わりました。
当時ハルツームにいたラビアたちは、戦闘地域に近い自宅を離れ、家族とともにスーダン国内を転々としました。そして子どもたちの将来や教育を考え、2024年にはスーダンを離れ、エジプトへ避難しました。
ニュースで目にする「スーダン」ではなく、そこで暮らし、働き、家族を育ててきた二人が見てきたスーダン。
その言葉に黒田征太郎さんが耳を傾け、目の前で一枚の絵にしていきます。
言葉と絵を通して、スーダンを少し近くに感じる時間になればと思います。
皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
ロシナンテス20周年記念講演の詳細・お申し込みはこちら。
https://www.rocinantes.org/news/event/?no=285
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- 日時:2026年9月5日(土)14:30~16:00(受付開始:14:00)
- 会場:北九州市立商工貿易会館 2階 多目的ホール
- アクセス:https://www.syoukou-boueki.jp/access/
- 主催:認定NPO法人ロシナンテス
- 定員:200名
- 登壇:ロシナンテス理事長川原尚行、スーダン人スタッフ2名
- ライブペインティング:黒田征太郎様
- 参加費:無料
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当日は、理事長・川原尚行による20年間の活動についての講演、スーダン人スタッフによるトーク、黒田征太郎さんによるライブペインティングなどを予定しています。
ぜひご参加ください。
黒田征太郎さんプロフィール
1939年生まれ。1969年、長友啓典とK2設立。1992年、ニューヨークにアトリエを構える。1994年「野坂昭如/戦争童話集」映像化プロジェクト開始。2004年よりPIKADON PROJECT展開。ストックホルム、ニューヨーク、ベルリン、上海など世界各国でライブペインティングを行うほか、壁画制作にも携わる。
*マイセトーマ病院とは
マイセトーマは、主に足などに慢性的な感染を引き起こし、重症化すると歩行困難や切断につながることもある「顧みられない熱帯病」の一つ。スーダンは患者が多い国の一つで、ハルツーム大学のマイセトーマ研究センターは、患者の診療や研究、医療従事者の育成などに取り組む世界的な専門施設で、マイセトーマ病院もその一部。内戦で大きなダメージを受け、復興に向け尽力している。
