特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

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川原ブログ2018.07.16

【豪雨災害】アフリカの地より復興を祈っています。

西日本豪雨災害で犠牲になられた方々にお悔みを申し上げますとともに、被害を受けられた皆さまにお見舞い申し上げます。
スーダンから被災地の一日も早い復興を祈っています。

私自身、すぐにでも被災地に駆けつけて支援活動を行いたいのですが、現在スーダンの事業で多忙を極めており、帰国せずにアフリカに留まることにします。

大きくなっていく被害状況を見て心を痛める中、北九州また広島にいるロシナンテスの支援者の方から知らせがありました。それぞれ自分の出来る範囲で困っている人に手を差し伸べようと一生懸命に支援活動に汗を流しているということです。支援活動が自発的に起こっていることを聞くにつれ胸が熱くなり、遠く離れているアフリカから応援しています。

以下、参考情報です。

自ら体を使ってボランティアを行いたい方は、全国社会福祉協議会による被災地支援・災害ボランティア情報をご覧ください。13日午前10時半現在、13府県59市町に「災害ボランティアセンター」が開設されています。各市町村でボランティア受け入れ条件が異なってきますので、ご注意ください。
https://www.saigaivc.com/20180715/

義援金を被災された方に届けたい場合は、日本赤十字社の情報をご覧ください。
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/307/index.html

最後に、NGOを通じて支援したい方は、下記のサイトが参考になります。
http://www.janic.org/blog/2018/07/09/emergency_westernjapan_floods/

これで全てを網羅している訳ではなく、多くの方々、団体が支援活動をされています。

困っている人のために、何かをしようと行動する人を私は応援します。

川原尚行

マラリア予防のために地域住民へ蚊帳を配布しました

川原ブログ2018.04.25

水基金 目標達成の御礼

いつも、ロシナンテスを応援して下さり、誠にありがとうございます。

清水寺と協働して、水基金2018「命を守り、育む『清き水』をスーダンに」というプロジェクトを立ち上げ、4月15日に清水寺で講演を行いました。
中学の修学旅行で初めて清水の舞台に立ち、友達と歓声を上げていたのを思い出しますが、その清水寺で講演できることは私にとって本当に身に余る光栄でした。この御縁に心から感謝致します。
清水寺との御縁、スーダンの現状、ロシナンテスの活動などを話させてもらいました。関西方面で講演を行うことを最近行っておらず、私にとっても新鮮な気持ちでした。若い方が熱心に参加して下さり、講演後にたくさんの質問を投げかけてくれました。彼らの熱い志が未来に繋がるようと改めて思いました。

講演後は、清水寺が特別に夜間拝観をさせて下さいました。
素晴らしい光景を背にして、京都に駆けつけてくれた妻と一緒に、清水寺の御本尊に、この場所にいることの感謝の気持ちと今回の水プロジェクトの成功を祈願いたしました。

清水寺を後にして妻は北九州、私は出国となりましたが、スーダンに到着して朗報に接しました。皆様方からのご支援のおかげで、また御本尊への祈願が通じたのか、水事業を実施するための目標額が達成されました。本当にありがとうございました!

スーダンはとても暑い時期です。朝起きると汗だくになっています。私の一日は水を一気に飲むことから始まります。私は幸いにもきれいな水を飲むことができますが、それができない人が多くいます。
一人でも多くの人が「清き水」を飲めるように、この灼熱の地でスタッフとともに頑張りたいと思います。

最後に、清水寺、そして京都の関係者の皆様、北九州と東京から駆けつけてくれたスタッフに感謝申し上げます。

撮影 / 須藤 和也

 

川原ブログ2018.03.11

東日本大震災から7年

今日は2018年3月11日。震災から7年が経ちました。
震災で、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

私たちロシナンテスは、2年前の春まで宮城県で支援活動を行いました。そのご縁もあり、今でも東北の方々と良いお付き合いをさせてもらっています。2016年には、閖上の秋の大祭に参加し、昨年は東北・みやぎ復興マラソンを走ることもできました。九州生まれの私にとって、東北はまた別の故郷に思えてきます。

ロシナンテスは、震災の3日後に宮城県名取市閖上に入り、円満寺というお寺さんの離れの一軒屋をお借りして、多くのボランティアの方々を受け入れながら、支援活動を行っていきました。

避難所にいる方々との話の中で、閖上にある日和山の復興を願っている多くの方々がいらっしゃいました。みんな、小さな頃に遊んだ思い出深い場所だそうで、閖上の方々の精神のよりどころです。日和山にあった鳥居が津波で流されていましたので、流木となった松を取り寄せ、鳥居を建立する計画を立てました。業者に頼むことなく、ボランティアの方々を含め、みんなで力が合わせて、立派な鳥居が出来上がりました。完成したのは6月9日で、震災から3ヶ月経たない時期ですから、閖上の方々の日和山への思いが、ことさらに強かったからに違いありません。

2017年3月11日。私はスーダンにいて、日本の知人からメーッセージが届きました。
「映画の『君の名は。』の原点は閖上だそうです」
私は頭の中が「?」でいっぱいになりました。

スーダンと日本を往復する機内で「君の名は。」を狭い画面で何度となく見ていたのです。映画を見終わった後に、確かめたいことがいくつもあって、乗り継ぎ便でも、帰国便でも、機内の画面を「君の名は。」にしていました。本当に、見るごとに感動が増す映画でした。

その後、新海監督がインタビューで語っていることを見ることができました。
新海監督は、震災の4ヶ月後に閖上を訪問していて、映画の構想を作り上げていったのだそうです。その中で「この映画が、日本に昔からあった民話のようになればと願います」と言っており、そのことが特に私の印象に残りました。

そして、一枚の絵コンテを描いています。この絵には、流木の松でできた鳥居が描かれています。

この鳥居は、閖上の方々の強い気持ちで一番に再生されましたが、それだけに早くも劣化が起きました。Facebookに掲載された私の友人の日和山の写真では、この鳥居が撤去されていました。閖上の方によると、根元が腐ったとのことです。これも自然の摂理です。自然と調和しながら、閖上の新しい街づくりが進んでいくことを願っています。

スーダンの地方出張を終えて、この文章を書いていますが、スーダンの地方には、まだきれいで安全な水が得られずに困っている地域がたくさんあるのを見てきました。内戦から、停戦合意、南北統一政府、南スーダンの分離独立という激動のスーダンは、新しい国づくりが進められています。私の中では、東北とスーダンと全く異なる地域ですが、震災からの復興、内戦からの復興を今後も見つめ続けていきます。

そして、今年も東北を訪問することになるでしょう。震災から7年目の今日に、東北の復興を願う気持ちをまた新たにしました。

川原ブログ2018.01.22

2018年最初の、最高のご報告

2018年、あけましておめでとうございます。
旧年中はロシナンテスへ多大なるご支援を賜り、心から感謝申し上げます。

日本では厳しい寒さが続いていると聞いております。しかし灼熱のスーダンでは暑さの緩むこの時期の気候が一番良く、毎日、清々しい朝を迎えています。

さて、新年早々、皆様にお伝えしたいニュースがあります。
今年最初のお知らせとしてこのご報告ができることは私にとってこの上ない喜びです。

「土とレンガの診療所プロジェクト」において、3棟目の診療所建設を進めていましたワッド・シュウェイン村に、年が明けてすぐ、診療所が完成しました。
アルセレリア村、アルハムダ村と合わせて、計画した3つの診療所がすべて出来上がりました。まだ運営が始まるまでにはもうすこし時間がかかりますが、これをもって、ひとまずプロジェクトは終了です。完遂という形でこのプロジェクトを終えることが出来ましたのは、ひとえにご支援・ご協力くださった皆様のおかげです。
改めまして、心より御礼申し上げます。

「土とレンガの診療所プロジェクト」は2015年12月に開始しました。
東京都全域とほぼ同じ広さの無医村地域に、3棟の診療所建設を目指す計画です。
1棟 1,000万円、3棟で 3,000万円もの多額の資金を必要とするこの挑戦は、ロシナンテスにとって無謀とも言える、大きなチャレンジでありました。
しかし、大変多くの方にご賛同いただき、このように大きな資金を集めることができました。

資金面だけでなく、建設においても困難はたくさんありました。
特にワッド・シュウェイン村は、我々が行っている巡回診療の中でも最遠にあり、それだけに過酷な環境でした。建設に必要な水や労働力の確保、資材の運搬において難しい局面が続きました。加えて建築資材が高騰し、本当に建設できるのか不安になったこともあります。
しかし、建設業者の努力もあり、こうして無事に完成のご報告ができています。
地域の方々は、これで医療が日常的に行われると、心から喜ばれています。
今後は、完成した診療所を運営するハルツーム州保健省と協議を重ね、この診療所がひとりでも多くの住民の命を守れるよう、フォローして参ります。

繰り返しになりますが、「土とレンガの診療所プロジェクト」にご支援、ご協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。

2018年最初の活動報告会を東京(2/24土)と北九州(2/25日)で行います。
もちろん私も帰国します。
皆様と共に診療所の完成を祝えることが、いまから楽しみでなりません。
お時間のある方は是非ともいらして下さい。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

川原 尚行

(活動報告会についてはこちらをご覧ください)

完成したワッド・シュウェイン診療所

川原ブログ2017.09.10

事務局長 星野のスーダン渡航

2016年4月より、ロシナンテス3代目の事務局長に星野賢一郎が就任しています。熊本地震への対応、北九州でのインターン制度の開始、ロシナンテス主催での活動報告会(東京・北九州)など精力的に事務局の運営を行ってきております。今年の7月に、星野がスーダンへ初めて訪問しましたので、今回はそのご報告をさせていただきます。

ロシナンテス初代事務局長の海原六郎君、その次の大嶋一馬君ともに複数回スーダンを訪問しています。我々の事業の視察を行うと同時に、当地のイスラム文化にも馴染むようになり、スーダン事務所と日本事務局とがより円滑に仕事ができるようになりました。

現在もスーダンと日本の意思疎通のために、連日インターネットを使用した電話をしていますが、それでも現場を見ないとなかなか事情を把握できないことも多く、星野の今回のスーダン事業視察に至りました。

夕刻の到着で、我々にとっては若干気温が下がった感じでしたが、日本とはまた別の暑さがあります。星野にとっては暑さの洗礼だったようです。現地スタッフのラビアが気を利かし、自宅でスーダン料理を用意してくれました。クレープを発酵させたような味のキスラとヨーグルトサラダという、少し日本人にはハードルが高いスーダン料理での歓迎でした。長時間フライトの疲れもあったのか大変そうでしたが、ラビアが笑顔で出してくれた大盛のキスラを星野は見事に平らげていました。

現地駐在員の渡邊、田才、それに私と男所帯に星野も加わり、いっそう汗臭さが増す宿舎でしたが、そこでロシナンテスの今後に関して尽きない話を深夜まで行い、翌日早朝からはフィールドへ行くという日々を過ごしました。

フィールド訪問では、皆様からのご支援で建設できた診療所のあるアルセレリア村へ行きました。舗装道から外れてオフロードをひた走り、2時間以上かけて現場にたどり着きます。アルセレリア村では現在進行中の給水所の建設現場にも行き、進行状況を共有しました。また、村の人がふるまってくれる食事やお茶をいただき、スーダンの文化にも親しんでもらいました。

ハルツーム州保健省や巡回診療を行う我々のカウンターパートである地域保健局での話し合いにも参加してもらいました。5月にハルツーム州保健省のスタッフを日本研修に連れてきていましたので、星野とも顔見知りで、笑顔で挨拶をしていました。ちょうど星野の渡航中に、彼らの日本研修に関しての報告会がハルツーム州保健省内で開かれました。保健省のスタッフ以外に、スーダンのNGOのスタッフなど、我々の予想を超える多くの人に来てもらいました。研修生は長野県の佐久総合病院での地域医療、北九州の済生会八幡病院、福祉松快園、西野病院、くれたけ荘での介護の現場の視察を行い、その様子を発表していました。この詳細については、渡邊が以前ブログでご報告させていただいておりますので、そちらをご覧下さい。

https://www.rocinantes.org/blog/2017/08/study/

最終日は、ラビアがご両親の住む実家で食事会を開いてくれました。羊を屠り、スーダンのご馳走がずらっと並びました。ラビアには、最初から最後まで本当にお世話になりました。ご主人のモハメドも一緒で、昔懐かしい話で盛り上がりました。彼ら夫婦は、ロシナンテスで一緒に仕事をした経験があります。モハメドは、今はロシナンテスのスタッフではありませんが、いつもサポートしてもらっています。

10月には、私が帰国して東京と北九州で、上記のことも含めて活動報告会を行う予定です。皆様と日本でお会いできますことを今から楽しみにしております。(活動報告会についてはこちらに記載しております)

スーダンを経験した星野と共に頑張って参りますので、今後とも、どうぞロシナンテスのご支援をよろしくお願い申し上げます。