特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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母子保健2023.04.03

へその緒は保管しない?ザンビアの育児あれこれ

みなさん、他国、特に医療の行き届いていない地域の出産や子育てについてイメージできますか?なかなか過酷なイメージをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、前回の妊婦にまつわる情報に続いて、育児にまつわる情報をご紹介します。ロシナンテスのインターン生と駐在員が、現地の妊婦さんやお母さん、助産師さんや産科のドクターなどに話を伺ってきました。

過酷な側面だけではない、現地の生の声をお届けします。なかなか見かけない情報だと思うので、ぜひ最後までお楽しみください!

へその緒は保管するの?

  • トイレに捨てたり土に埋めたりする
    →黒魔術でへその緒を誰かに取られてしまうと赤ちゃんによくないことが起こると言われているため、人に取られないように処理をしている

おむつや母乳など、お世話はどうしているの?

赤ちゃんはお風呂に入るの?

  • 日本同様、赤ちゃんをお風呂に入れる沐浴は行われている
    →ムワプラ地域には電気がないため、太陽光で温めたぬるま湯に赤ちゃんをつけて沐浴する

紙おむつは使うの?

  • 使うこともあるが、どこかに外出する時に1枚だけ、など
    →とても高いので、基本的には白い布(日本で言う布おむつ)を当てている
  • 喋れるようになったらすぐパンツに変える
    →日本と比べるとかなり早い段階でおむつを外す!

母乳とミルクの割合は?

  • 100%母乳をあげている
    →綺麗な水が手に入らない地域では、ミルクをあげることで腸チフスや菌に接する機会が増えてしまうので、母乳に頼っている
    →フルーツジュースはリスクが高いので、この地域ではあげるように指導しない
  • 2〜3時間おきに母乳を飲ませている
    →この地域には、会社に働きに出ているお母さんたちはほとんどおらず、ずっと赤ちゃんと一緒にいられるので、母乳のみで育てることができる

いかがでしたか?日本の当たり前とは違うことも多く、驚いた方も多かったのではないでしょうか。この記事で、みなさんに楽しんで知識を広げてもらえたら嬉しいです!

更なる詳細は動画もご覧ください!