特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

  1. HOME
  2. 活動報告ブログ
日本での活動2023.12.04

読売国際協力賞の贈賞式に参加しました

この度ロシナンテスは、第30回 読売国際協力賞受賞を受賞しました。

読売国際協力賞は1994年に読売新聞創刊120周年を記念して設立されました。第1回受賞者は当時の緒方貞子国連難民高等弁務官で、以降毎年、国際社会への貢献と協力の重要性を、身をもって示した個人・団体を表彰しています。今回ロシナンテスは、アフリカ・スーダンでの巡回診療など17年にわたりアフリカでの医療支援に貢献してきたことを評価され、受賞するに至りました。

講評 佐々江賢一郎・選考委員会座長
共存と自立重視のモデル

 ロシナンテスは、スーダンやザンビアで、無医村の巡回診療や診療所開設などの支援活動を現地の人々が主体的に参加する形で行っている点において、共存と自立を重視する日本の国際協力のモデルケースである。巡回診療を超えて、衛生教育や予防医学の普及に努め、水やスポーツ事業などを通じて人間のつながりを重視している点において、素晴らしい。また、大学や企業との協力も得ることによりNGOの限界を克服しようとしている点も注目される。川原理事長の夢と情熱にあふれた生き方は、国際協力を志す若い人々の大きな励ましとなるだろう。

2023年12月2日に帝国ホテル東京にて贈賞式が行われました。主催の読売新聞グループさまや、上川外務大臣、福田元総理など、多くの方から励ましのお言葉をいただき、大変素敵なトロフィーと賞状を受け取りました。

皆さまからのご挨拶及び川原のスピーチの一部を動画でご紹介くださっていますので、ぜひご覧ください。

外務省のページでもご紹介くださっています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00039.html

会場の前室には、内藤順司さん、上山敦司さんによる写真も展示しました

この度の受賞は、ご支援者の皆さま、スーダン、ザンビアで事業に協力いただいている関係者やパートナー団体の皆さまも含め、これまでロシナンテスと関わってくださっている全ての皆さまのおかげです。これからも、応援してくださる皆さまとともに歩んでいければと思います。

最後に、川原の受賞スピーチの抜粋をご紹介いたします。

理事長 川原の受賞スピーチ抜粋

この度は、栄えある読売国際協力賞をいただきましたことに心から感謝申し上げます。団体名の由来は、ドン・キホーテが騎乗するロバのような痩せ馬ロシナンテに因んでいます。私が外務省を辞してスーダンに医療支援に向かった際に、多くの方からの支援があり、まるでロシナンテが複数形のロシナンテスになるように思われました。そして、これはきっと大きな力になると信じての命名でした。

我々はチームロシナンテスという言葉を用いています。役員、スタッフはもちろん、ロシナンテスを支援してくださっている方、スーダン、ザンビアの方々、さらに東日本大震災の時に苦しみながらも共に復興に尽力した東北の方々、そんな我々全員がチームロシナンテスであり、この喜びを分かち合いたいと思います。

最近、高校生、大学生など日本の若い人たちへの講演の機会があります。その際に日本の20年後を想像してくださいと問いかけます。すると8割以上の若い人が、日本の将来は暗いと答えます。これは私を含めた大人たちの責任だと痛烈に感じます。

日本の若い人に明るい未来を見せないといけません。アフリカの課題解決にアフリカの人たちと共に日本の若い人たちが取り組むことで明るい未来を描けるようになるのではと思います。そのためにも、我々チーム・ロシナンテスで精進して参りますが、今回の読売国際協力賞の受賞がさらなる励みとなります。本当にありがとうございました。

北九州本部の職員も東京へ!東京で集まったのは初めてでは……?