特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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現地の文化生活2011.08.24

ハサバラ村レポートその一、人々の生活☆

初めてハサバラ村を訪れてからあっという間に2週間が経ちました。

初日は村長ハサン宅にイフタール(ラマダン中の朝食)に呼ばれ、夜は子どもたちと一緒に家の外にベッドを出して、星空の元で一夜を明かしました。
生まれて初めて屋根も天井もない空間で寝ました(笑)
少し驚くかと思いますが、何かに襲われる心配もなく、しいて言えば明け方少し寒かったくらいで、解放感満天でなかなかいいものですよ!

さて、ハサバラ村村長ハサンには奥さんが2人いて、子どもは総勢約17人!!お母さんは違えど、みな兄弟!どんなに小さくても、みんな当たり前のように下の子の面倒をみます。
12歳にもなると掃除や食器洗いなど家事もしっかりこなし、終わったら次のお手伝いまでのあいだに思いっきり遊ぶ。あるいはお手伝いの中に遊びが組み込まれていたり、うまく遊びを見出しています。
どこかで聞いたことのあるような光景ではありませんか?日本も戦前はこのような環境がありふれていたと聞いていますが、最近ではこのような光景をみかけることは難しいのではないかと思います。

次の日は朝6時に父ハサンに起こされ、家の外でその日の朝食用にバリーラという豆の塩煮を作りました。
DSCN5100

なんとも原始的な煮炊き方法ですが、ほぼ全ての料理がこのようにつくられます。ガスコンロを屋内に設置している家もありますが、その場合もコーヒー豆を炒ったりする時はあえて炭火を使います。このようにして手間ひまかけて入れたコーヒーはとても美味しく、なにか大切なものを教わったような気がします。

ハサバラ村は今年に入って電気が通り、そして水汲みをする水道もありますが、昔から引き継がれてきたであろうホスピタリティの精神は、これからも消えずに残って欲しいと思いました。

そしてもう一ついつまでも残ってほしいのは、こちら↓↓↓☆

DSCN5197

どうですか??夕陽があまりにもきれいだったので、思わず撮った一枚です。後から見て、彼らの生活観が垣間見えるように思い、とても気に入っています。

日本にいる時には想像できなかった村での生活ですが、実際に入ってみると秩序があり、とても興味をもちました。今後も追ってレポートを続けたいと思います。

そして最後にもう一枚☆
村からほど近いガダーレフという町に戻る際に撮ったものです。
DSCN5167

ヤギとヒツジとラクダの大群です!!
ちょうど水飲みにきていたところのようでした。
村のいたるところにヤギ・ヒツジ・ロバがいて、ラクダも2頭くらいならちょこちょこ見かけていましたが、こんなに大きな集団は初めてでした。圧巻され思わずパチリ☆

次は、村での母子保健活動についてレポートしたいと思います。

えぎ