特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スタッフ挨拶2020.02.07

入職のご挨拶【田中悠太】

ムリブワンジ(こんにちは)!2020年2月よりロシナンテスに入職しました、田中悠太と申します。ザンビア駐在員として、皆様からの大切なご支援や想いを胸に、現地の方々にとってより暮らしやすい国づくりに貢献していきたいと考えています。

入職前は日本の私立学校での教員時代を経て、JICA青年海外協力隊としてザンビアの農村部にある小学校で、教員として活動を行っていました。2年間ザンビアで暮らす中で、農村部の人々が抱えている生活上の問題を目の当たりにしてきました。「綺麗な水にアクセスすることができない」「井戸が家から遠くて水くみに時間がかかる」「病院に行くことができない」といった、まさにロシナンテスが解決に向けて取り組んでいる保健衛生上の問題です。立場上、目の前にある状況を知っていても何もすることができないというもどかしさを感じながら、2年間の生活を終えました。

こうした問題は一部の地域だけではなく、ザンビアの多くの地域で起こっていることです。首都ルサカではあらゆるものにアクセスすることが可能で、煌びやかな生活を送っている人々がいます。一方、農村部では電気も供給されておらず、干ばつの中、自給自足の厳しい生活を強いられている人々がいます。また、HIV等の感染症に苦しめられている人も多くいます。

ザンビアの人々は穏やかで、日本人の私に対してもとても優しく、彼らの生活の中に私を受け入れてくれました。そして、たとえ貧しくてもお互いに助け合い、支え合いながら生きています。彼らの生き方に私自身何度も助けられ、感銘を受けてきました。そこで、もう一度彼らと共に生活しザンビアのためにできることはないだろうかと考え始めました。そして、次はこれまで知った問題を解決するために、再びこの国にアプローチしていきたいと思うようになりました。そんな時に出会ったのがロシナンテスです。

これまで携わってきた教育と、これから向き合う医療は違う世界のように感じますが、しっかりとした「医」を届けることが教育に繋がり、教育は将来的に健やかに生きることに繋がると私は考えています。

保健分野での仕事に携わるのは初めてですが、これから出会うザンビアの人々が一人でも多く、健やかに暮らせるように精一杯業務に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。