特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

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スタッフ挨拶2021.04.02

元職員の皆さまより15周年へのメッセージ【第1弾】

ロシナンテスが設立15周年を迎えるにあたり、元職員の方々よりメッセージをいただきました。

 

海原六郎様 ※現ロシナンテス理事

平尾誠二さん(右)とともに

当時携わっていた事業、職務
本部事務及び国内渉外
事務局長

印象的な出会い
元神戸製鋼ラグビー部の杉本慎治さんとの出会い。また杉本さんを通じて藪木宏之さん、そして平尾誠二さんと出会えたこと。

思い出深いこと
東日本大震災。震災直後には毎週の様に北九州から名取市へ通った事が思い出されます。

つらかったこと
活動当初に経費節減のため、ネットカフェで座ったまま寝たこと。

現在していること
大和興業の代表取締役

ロシナンテス15周年へのコメント
光陰矢の如し、振り返ればあっという間の15年間でした。これから更なる活動ができるよう川原理事長にはくれぐれもお身体を大切にしてご活躍を祈ります。

 

川原よりメッセージ
外務省を辞して地元の北九州に戻ってきて真っ先に相談に行ったのが海原君でした。高校を卒業して地元を離れる友人が多い中、地元に根を張っている海原君はとても頼りになる存在でした。法人設立に関しては、私も霜田君もスーダンに行っていましたのですべて海原君に任せきりでした。海原君は天性の外交交渉力を持っており、高校の同窓生や私の出身大学の医局まで出向き、いろんな方の協力をお願いして、ロシナンテスが法人となりました。
スーダンからゼイン君を日本の高校で学んでもらおうと北九州に送りましたが、海原君が父親代わりとして彼を可愛がってくれました。
高校時代にともにラグビーをして、それが強い絆となり今に至っています。海原君に感謝するとともにラグビーというスポーツに出会ったことを嬉しく思っています。今後もロシナンテスの理事としてよろしくお願いいたします。

 

霜田治喜様

スーダン人スタッフの家に招かれて

当時携わっていた事業、職務
スーダンに渡って団体立ち上げ時は、川原さんと2人だったので、ほぼすべての仕事。
団体が軌道に乗ってからは、ハルツーム事務所での総務、役所との連絡係など。

印象的な出会い
家族を大事にするスーダンの人々との出会い。
スーダン人スタッフの一人は、兄弟を大学に行かせるため出稼ぎに出て、兄弟が大学を出た後に自分が大学に入学していた。田舎では、何もない中家族で楽しそうに暮らしていた。それまでの自分は、一人で自由に好きなことをして生きていくつもりだったが、スーダンの人々の暮らしぶりに接し、結婚して家族を持つのもいいかもと思うようになり、実際に結婚するようになった。

思い出深いこと
満天の星空。地平線に沈む夕日。スーダンの子供たちの笑顔。
何度も行き来したハルツームからガダーレフまでの500キロの道のり。

つらかったこと
スーダンまで来てくれた友人が亡くなった時。

現在していること
生まれ育った北九州市に在住。済生会八幡総合病院で事務として働いています。2児の父として家族で楽しく暮らしています。

ロシナンテス15周年へのコメント
ロシナンテス15周年おめでとうございます。
私がスーダンにいたのは、設立1年前から設立3年後の4年間でした。スーダンを離れて、もう12年も経つのかと驚きです。始めた当時は、まったく先の分からない手探り状態でしたが、今では団体もしっかり組織され、事業規模も大きくなりました。ここまでロシナンテスを育ててくれた、今まで関わって頂いたたくさんの方に感謝します。

当時の事務所の屋上で。左から、海原さん、川原、霜田さん

 

川原よりメッセージ

海原君から霜田君が放浪の旅に行っていたアフリカから帰国してくると知り、帰国直後に「もう一回アフリカに俺と一緒に行ってくれんか?」と霜田君にお願いすると、「はい」と答えてくれたときには言葉にならないほどの喜びを感じました。霜田君がいなければ、スーダンでの事業ができなかったと言っても過言ではありません。事業がうまく行かない時に、感情的になる私の横でいつも冷静に寡黙に対処している霜田君と見て、私は心の平静を保つことができました。
スーダンのスタッフからも今でも愛されている霜田君です。今を大事に生きていて、家族をとても大事にしている霜田君を私は尊敬しています。いつか、再びスーダンに来てください!!

 

岩間邦夫様

当初の活動地、ガダーレフ州の事務所の前で   Photo:Junji Naito

 

 

 

ロシナンテス15周年へのコメント
歴史は、きざまれていくのですね。
その一助になれたことが自分の誇りです。今後の歩みにも期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

川原よりメッセージ

会計のプロであった岩間さんが会計のことを全く知らないローカルスタッフであるラビアに辛抱強くいちから教えていきました。ラビアは今でも自分の師匠は岩間さんと言っています。
NGOの経験が長く、私自身もいろんなことを教わりました。
学生時代に卓球部であった岩間さんは、リクリエーションとして卓球を取り入れ、当時の日本大使をロシナンテスの決して立派とは言えない事務所兼宿舎にお招きして卓球大会を開催したことがありました。私もそれ以来卓球を好んでするようになりました。結婚されて素敵な奥様と一緒になられて本当に良かったと思います。北海道でいつまでもお元気でいてください。本当にありがとうございました。