特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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日本2026.08.10

熊本からザンビアへ。そして来週はスーダンへ

こんにちは、ロシナンテス理事長の川原です。私は現在、ザンビアにいます。

熊本地震への支援活動を終え、母子保健事業と結核事業の大きな転換点を迎えているザンビアに入りました。そして来週にはスーダンへ向かいます。

今回の熊本での活動について、多くの皆さまからお気遣いの言葉をいただきました。本当にありがとうございます。

7月28日の午後、私は福岡市で九州大学の定例記者会見(ロシナンテスと協働で実施している遠隔医療に関する内容です)に出席していました。

発表後の記者懇親会の最中、参加者の皆さんのスマートフォンから一斉に緊急アラートが鳴り響きました。そして、大きな揺れが起きました。

災害人道医療支援会と連携し熊本へ

ロシナンテスは災害医療支援において、国内外での大きな災害時に医療チームを派遣したり、災害医療にかかわる人々の教育研修を行うNPO法人HuMA(災害人道医療支援会)との連携実績があります。その強みを生かし、その日の夜にはHuMAと連携して支援活動を行うことを決定しました。

夜遅い時間ではありましたが、熱中症対策として冷却タオルなど、現地で必要となる物資を可能な限り購入しました。また、ロシナンテス理事の海原君が車両を提供してくれることになりました。

翌朝、HuMAの2名の救急救命士が大阪から北九州まで駆けつけてくださいました。

4人で熊本へ向かう途中、遠賀町で日本RV協会会長・荒木賢治さんのご厚意によりキャンピングカーをお借りすることができ、車2台で八代市へ向かいました。

お借りしたキャンピングカー

道中、崩壊した家々が目に飛び込んできます。その光景を見た瞬間、私の頭にはスーダンの内戦後に崩壊した街並みがよぎりました。

もちろん災害と戦争は異なります。しかし、そこに暮らす人々が大変な苦しみの中にいるという現実に変わりはありません。

熊本にも、多くの方々が災害によって苦しんでおられることを目の当たりにしました。

災害医療支援のプロを後方からサポート

7月29日は現地で情報収集を行い、その夜は4人でキャンピングカーに宿泊しました。

30日には、透析が必要な患者さん3名を、八代市の熊本総合病院から熊本市内の熊本大学病院、済生会熊本病院へ搬送しました。

患者さんの搬送にもキャンピングカーが活躍

HuMAは災害医療の経験と実績を持つ、信頼できる団体です。

だからこそ、熊本ではHuMAと連携し、初動支援と後方支援に集中することが私たちの役割だと考えます。

避難所や高齢者施設などで、一人ひとりに寄り添ったきめ細かな支援を続けてくださっています。

巡回診療の合間に車内で打ち合わせをするHuMAの医療スタッフのお二人

そのため、熊本地震への支援につきましては、ロシナンテスではなく、ぜひHuMAへ直接ご支援いただければ幸甚です。

そしてザンビア、スーダンへ

一方で、ロシナンテスにはザンビア、そしてスーダンで継続していかなければならない医療支援があります。熊本を後にし、31日に日本を出国、現在ザンビアで活動しています。

ザンビアでは母子保健事業、結核事業ともに大きな節目を迎えており、どうしても現地へ来る必要がありました。

そして来週はスーダンです。

スーダンの暑さは過酷です。停電が長時間続く中、冷房も十分に使えない環境で、ロシナンテスの現地スタッフが懸命に活動を続けています。

私自身も気持ちを引き締め、スーダンへ向かいます。

最後になりましたが、このたび被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

復興への道のりは決して短くありませんが、ボランティアの皆さまをはじめ、多くの方々のお力によって少しずつ前へ進まれることを心から願いつつ、HuMAさんと連携しながら、後方からできる支援を行ってまいります。

HuMAによる熊本での活動の様子は、ぜひこちらからご覧ください。