特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

  1. HOME
  2. 活動報告ブログ
川原ブログ2016.09.16

内藤順司さん写真展のお知らせ

それは2005年のことでした。

ニュース番組でスーダンでの医療活動が取り上げられた後、一本のメールが入ってきました。
「私は今までミュージシャンを撮影してきましたが、それは若い人たちにミュージシャンの持つ魂を伝えたかったからです。今後は、海外で活躍する人の魂を日本の若い人たちに伝えていきたいです。」
という趣旨の長いメールでした。

その後、帰国したときにお会いしたのが長髪、革ジャン、ロングブーツのいでたちの内藤順司さんでした。
私はこれまで内藤さんのような方とお話ししたことはもちろん、お会いしたことすらありませんでしたので、”驚いた”という言葉しかありませんでした。

しかし、当時の事務局長の海原六郎君と共に、内藤さんの持つ魅力に引き込まれていきました。

その後、内藤さんは幾度となくスーダンを訪問してくださいました。

スーダンはその国の性格上、外国人に撮影されることを極端に嫌う傾向にあるため、撮影禁止の場所が多く存在します。
内藤さんも警察に捕まるなどの危険な目に遭いながらも、真実を伝えたい一心でスーダンに渡航し続けてきました。


%e5%86%85%e8%97%a4%e3%81%95%e3%82%93%e5%86%99%e7%9c%9f_%ef%bc%92%e6%9e%9a%e4%b8%80%e7%b5%84

 

一枚の写真を撮影するということは、撮影される人の心をも撮影することであると、内藤さんの姿を見ていて理解しました。
だからこそ、昔の日本人や現在でもアフリカの一部の人たちは、魂が吸い取られると思っているのでしょう。
内藤さんは撮影する前、そして撮影した後にも、スーダンの人たちの心に寄り添うことをします。
それゆえに、被写体となるスーダンの人たちの魂を、内藤さんが一枚の写真に収めることができているのでしょう。

2011年3月には内藤さんと私は、共に東北へと車を走らせました。

ここでも被災者の方々の心に寄り添うように、内藤さんは一枚一枚シャッターを切っていました。
震災で深く傷ついて、でもそこから前を向いて生きようとする姿を写真に収めています。
私は、言葉でしか後世にこの時の様子を伝えられませんが、内藤さんは写真として伝えることができます。
見事という他ありません。

J.S.Foundationは、内藤さんから紹介してもらった団体です。
今までにロシナンテスが行ってきた井戸を掘っての給水所建設、また、現在行っている巡回診療を支援して下さっています。
心より感謝致します。

9月17日から浜田省吾さんのアリーナツアーが始まり、12月24日まで全国22ヶ所で公演が行われます。
その公演会場、22ヶ所すべてのJ.S.Foundationブースにて写真展示が行われます。
スーダンで撮影いただいた写真も展示される予定です。

コンサートチケットがなくても写真を見ることができるようにと、会場の外にブースが設置されます。
私も帰国した際にはぜひ拝見したいと思っています。

皆様のお近くでツアーが開催の際はぜひ、内藤さんの写真を御覧になってみてください。

 

以下、概要となっております。

 

浜田省吾ツアースケジュール:http://sh-otr2015-2016.jp/schedule
J.S.Foundationホームページ :http://www.js-foundation.com/
——————————————————————————-
J.S.Foundationブースより~内藤順司写真展【The Hearts】開催のお知らせ
浜田省吾のオフィシャルカメラマンとしても知られる内藤順司の眼差しを通し、
生きるという世界の素顔とその美しさの瞬間を捉えた写真展【The Hearts】を
J.S.Foundationブースにて開催いたします!
アフリカ、アジア各国などの現状を通して見えてくる人々のいのちの輝きと彼等の暮らしを支える日本人のHearts 志。
ぜひ、会場にお越しの際は、J.S.Foundationブースに立ち寄ってみてください。
——————————————————————————-

 

川原尚行