特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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現地の文化生活2012.11.09

褒められて

先日、村落助産師の月末報告会を行いました。
月末報告会では
それぞれの助産師が担当する地域で
何人妊婦がいて、自分はそのうちの何人の妊婦健診をしたか。
お産が何件あって、そのうち自分が取りあげた件数、
何人が病院や診療所で産んだか。などを、自分の活動件数とともに、
カバー率などもその場でわかります。

ここで7人いる村落助産師達が、それぞれの活動を知る機会になります。
今回、搬送件数をひとつづつとりあげ、
それぞれの症例を担当した助産師に発表してもらいました。
どれも搬送妥当と思われるケースでした。

ここで経験を共有することで、次回自分が同じようなケースに遭遇した際の
判断材料にもなります。

今回の報告会もとても意味のある充実したものとなりました。
で、私も助産師達のがんばりをたたえ、終了した途端・・・

州でこの助産師達を指導したりする立場の方々が
いわゆる「抜き打ち監査」に来られました。

なんともグットタイミング★
せっかくですから、
今まとめたばかりの助産師の活動報告件数を見てもらいました。
こうして村落助産師達が集まってこうして結果を共有、フィードバックしているのは
ここだけだそうです。
助産師による妊婦のカバー率だけでなく、
こういった報告会についてもお褒めいただきました。
助産師達もとてもいきいきとした表情で帰っていきました。
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写真左側が助産師を指導、監督する立場の方々。
右奥が村落助産師。
中央が報告結果を説明するフィールドオフィサーのエンテサール。

さて、そして昨日は
ハサバラ村を日本大使が訪問するという行事がありました。

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これはマンスーラ診療所での母親学級の様子。
栄養について改良したオリジナル教材(食材の写真)を使って栄養士が教えています。

このあとに大使を始め、保健省や、財務省の方々がぞろぞろと
この母親学級の様子を視察されました。

たくさんの来客にちょっと驚いてしまった村の女性達。
しかし動揺することなく、しっかりと話を続ける栄養士のホイダとヘルスビジターのアファフ!
すかさず、教材や計画シートなどについて、しっかりと要点を大使に説明するエンテサール!
みんな正々堂々としていて、頼もしかったです。

そしてなんというか自分の今している仕事にとても誇りをもって
自信をもってやっているというのが伝わってきました。

この後、大使御一行はハサバラの診療所も視察されました。

「母親学級は、中身が充実している、初めて見たけれども感動した。」と保健省からのコメント。
「診療所はとてもきれいに整備されていて、しっかり管理されている」と大使からのコメント。

このように視察に来てもらえること、
そしてその度よいコメントをいただけるので、
それがまた私も含めてスタッフ達の活動意欲につながっています。